生産管理コラム 87回 製造業のオリンピック「ものづくり日本大賞」とは?

■ 「ものづくり大賞」受賞会社は「鍛えた筋肉」が違う

 緊急事態宣言下、第32回夏季オリンピック東京大会が開幕しました。
近代五輪史上初めての無観客、そして新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐなど安心安全が大きな課題の大会です。会場に行けないまでも、TVの前で選手の活躍に一喜一憂されている方もいらっしゃると思います。

近代五輪に比べ歴史は浅いですが、今回のコラムでは、製造業のオリンピック「ものづくり日本大賞」をご紹介します。
第9回「ものづくり日本大賞」は五輪大会を挟み8月31日までが応募締切となっています。昨年、第8回の「ものづくりに日本大賞」の受賞内容を覗いてみると、内閣総理大臣賞4件から優秀賞18件まで計45件の受賞がありました。もちろん、この賞は分野毎に表彰されており、五輪のように金メダルや銅メダルとランキングされているわけではありません。

表彰の対象となる4つの分野は、

(1)産業・社会を支えるものづくり
(2)文化を支えるものづくり
(3)ものづくりを支える高度な技能
(4)ものづくりの将来を担う高度な技術・技能

特に、(1)産業・社会を支えるものづくりでは、

 ①製造・生産プロセス
 ②製品・技術開発部門
 ③伝統技術の応用
 ④Connected Industries...優れた連携

の4部門に分かれおり、技術や技能に偏らず、プロセスやビジネスモデル、デジタル技術を用いたITCなどのものづくりも対象です。

 五輪に参加の一流アスリートを見ていると、競技毎にその鍛えた筋肉に違いがあることに気づきます。
体操選手は首や肩の筋肉、柔道選手は胸筋に目がいきます。 マラソン選手の細いながらも鍛えた筋肉は、他競技のアスリートとは違う感じです。

 過去受賞した「ものづくり大賞」の会社も同様に「鍛えた筋肉が違うように思います。
省エネに大きく貢献できる素材研究(という筋肉)で受賞した大手製造業や、 現場の実績収集等、製造実行システム(現場力という筋肉)で受賞した中小製造業だったりします。

 本コラム「生産管理コラム 82回 デジタルトランスフォーメーション(DX)は進んでいるのか?」では、DXレポート2の内容を記載しました。 DXレポート2の中長期戦略では、「協調領域」と「競争領域」に分け考えることが記載されていました。 この「競争領域」は他社と差別化を図る領域のこと、つまり企業としての「筋肉」だと思います。

アスリートは、オリンピックへの参加を大きな目標に日々の練習を行い、そして各国代表と戦いメダル獲得を狙います。
一方、「ものづくり大賞」は、他社と競うことをあまり前提とはしておらず、日々の研究開発や改善活動が結果として受賞につながる...と 言う点に違いがあります。
ただ、「競争領域」である特異分野や差別化分野に「デジタルの筋肉」をつけるという意味では同じなのかもしれません。

ものづくり大賞への応募は比較的シンプルで、以下の2種類の書類で可能です。

1.案件の概要で資料では、
 ・概要と優れている点(400文字以内)
 ・開発の背景・ストーリー(300文字以内)
 ・製品事例や実用化の時期等(300文字以内)
 ・図や写真等(2点)

2.案件の詳細資料では、
 ・社会的課題への対応
 ・革新性
 ・波及効果

「ものづくり大賞」の受賞効果としては、「社会的信用が向上」「業績の向上」「優秀な人材の確保」「社内の士気向上」などのメダル同様のご褒美があるようです。
貴社の「筋肉」の状態を文章にして応募してみては如何でしょうか?


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