進み始めた「デジタル化」、進まない「トランスフォーメーション」

■中堅・中小製造業界、DX進展に向けたデータドリブン経営の必要性

 新型コロナウイルスが落ち着き始め、2023年度が始まりました。
中堅・中小の製造業界では、物価高騰や円安などの影響を受けた企業がまだまだ多い状況です。 一方、設備投資計画では、日本の設備投資が1991年度以来の水準まで拡大すると予想するエコノミストもいます。

弊社においても基幹システム更新や生産管理システムの新規IT化などの引き合いが増加傾向にあります。ただし、まだまだ「不確実性や不安定性」が否めない状況かと思います。 今回のコラムタイトルである「進んでいる『デジタル化』と進まない『トランスフォーメーション』」は、昨年度末に発表されたIPA(独立行政法人情報処理推進機構)の「DX白書2023」のサブタイトルを引用させていただきました。「DX白書2023」は、日本企業のDXに関する報告書であり、DX推進への課題や対策などがまとめられています。製造業のDXにおいては、工場IoTやデジタルマニュファクチャリングなどの技術やサービスを活用した事例が紹介されています。
これらの事例から、製造業のDXのメリットやトレンド、課題や対策などを学ぶことができます。

さて、進み始めた「デジタル化」とはどのような状況でしょうか?
「DXレポート2」にも記載されていたように、デジタイゼーションとデジタライゼーションは進んでいるようです。

 ▶製造業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の進捗度合いは?DX推進が二極化している原因とは?

DX推進が二極化している原因とは デジタイゼーションはアナログな業務やツールをデジタルに置き換えることであり、デジタライゼーションは業務プロセス全体をデジタル化し、効率化や自動化を図ることでした。 この2つは進展していると思われます。

「DXレポート2」ではその後、「デジタルトランスフォーメーション」という流れになっていましたが、今回のDX白書2023では、「データドリブン経営」というキーワードが入っています。 これは、どこかで聞いたキーワードです。 「ドリブン」は何かを起点に動き出すことを意味するので、「データドリブン経営」とは、デジタル化によって収集したデータを起点に分析し、経営判断や戦略に活用することです。
つまり、VUCA(不確実性、複雑性、不安定性、曖昧性)の時代、ビジネスの意思決定において、データを活用することがますます重要になっており、デジタル化の後、データドリブン経営を志向し、「DX:デジタルトランスフォーメーション」(データとデジタル技術を活用して、製品やサービス、ビジネスモデルの変革)を行うというステップを意味します。

したがって、タイトルの『進まない「トランスフォーメーション」』とは、このデータドリブン経営ができていないということを表しているようです。
皆さんの工場では、データドリブンな経営のための要件が基幹システムの見直しに含まれているでしょうか?

これらのデジタルトランスフォーメーションを行う前段階を「デジタルオプティマイゼーション」とも言います。類似する用語が多くあり、混乱することがあります。 「デジタルオプティマイゼーション」とは、既存の業務やプロセスをデジタル化することで、効率化や自動化を図ることです。部門内や取引先間での業務変革を目指すことがその目的です。そして、それらをドライバーとして経営を行い、変革につなげる必要があります。変革は容易なことではありません。デジタル技術を理解し、ビジネス変革を実行することができる人材も必要になります。

変革を図るためには、IT投資が必要ですが、その原資や投資判断が必要となります。
白書は参考にはなりますが、自社変革の答えが書いてあるわけではありません。VUCA時代に何もしないとますます変革への足かせとなり、自ら変革する力が落ちてしまうのでは思います。

 ▶ ダイナミック・ケイパビリティ(自ら変革する力)とは?製造業の対応方法は?

さて、弊社では新たに社会人になられた方や製造業務へ携われる方へ、生産管理入門などの無料動画を配信しています。
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