AI技術は製造業で活用されている?5年後に現場作業は代替されるのか

■ 昨今のAI技術の進展は熟練技能の必要性の考えを変えるか


 製造現場の作業はロボット技術やITCの進展で大きく変化している内容とさほど変化が無い内容があるようです。
製造現場で働く人は工場内での自分の作業内容が今後どうなるのか気になるところです。

 主要製品の製造に当たり重要な作業内容が5年度どうなるかの統計資料があります。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)の「ものづくり産業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)に対応した人材の確保・育成や働き方に関する調査」(2021 年5 月)では、大きく以下の7つに分け5年後の見通しを調査集計しています。


(1)今まで通り熟練技能が必要な作業
(2)技能習得期間が短くなる作業
(3)機械に代替される作業
(4)デジタル技術に代替される作業
(5)外注化される作業
(6)海外調達に変わる作業
(7)工程自体がなくなる作業

(1)今まで通り熟練技能が必要になる作業の上位は、「鍛造」「製罐・溶接・板金」「機械組立・仕上」などです。
逆に下位は、「測定・検査」「射出成型・圧縮成型・押出成型」「電機・電子組立」です。
この熟練技能の必要性は、前回調査に比べ全作業が減少しているのが特徴的です。 
つまり、これまで熟練技能が必要と思っていたことが年々減少しているようです。
昨今のAI技術の進展は熟練技能の必要性の考えを少しづつ変えていっているのかもしれません。

一方、全作業内容が増加しているのが、(2)技能習得時間が短くなる...です。
製造現場の作業は暗黙知から形式知へと伝達しやすくなり、習得する時間は年々短くなってきているようです。
逆に形式知化できることを、ベテランしか出来ないと思い込んでしまうと、技能継承はそこで止まってしまい、属人化したままその事業はやがてできなくなるかもしれません。

(3)機械に代替される作業の上位は「切削」「半田付け」、(4)デジタル技術に代替されるの上位は「測定・検査」「切削」です。 
切削作業はNC化されたマシニングセンター等、作業そのものは機械が行っている場合が多いことが理由かもしれません。
そして、それら稼働のためのプログラム自体もCADデータと連携され自動化されてきています。
もしくは、データを正しく機械へインプットしたり微調整するスキルが必要です。
もちろん、熟練技能者による五感を研ぎ澄ました「きさげ作業」等はまだまだ機械では出来ない作業であり、大きな差別化や優位性を維持している現場も多くあります。

すでにデジタル技術を活用し、作業の代替を実行している企業の目的や狙いを見てみると、
 ・在庫管理の効率化
 ・作業負担の軽減や作業効率の改善
 ・開発・製造等のリードタイムの削減
が挙げられており、労働者の負担軽減や無駄な作業の縮減を図ろうとしていることが分かります。

また、
デジタル技術を活用できる人材をどこに配置したいか?を見てみると、第一位は「生産管理」となっています。
上記の在庫や作業の効率化やリードタイム削減などの役割を担う生産管理業務と関連している感じです。
管理の武器であるデジタル技術を装備した人材を生産管理業務へ配置することが重要だと伺えます。

5年後、自分の現場作業は代替されるのか?については、これら統計データに迷わされず、機械化やデジタル技術を最大限活用する能力を身につけること
そしてそれらはどのような作業内容であっても大事だということは言うまでもありません。


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