ロジカルシンキングとは?論理的思考をするための4つの基本ルール

論理的意見や資料は、良い意味で「筋が通っていてイイネ」とか、悪い意味では「理屈っぽくて難しい」とか色々な反応があります。

ただ、「論理的では無い」文は、ほとんどの場合「それはおかしい」となります。
 つまり、必要以上に理屈を言い立てるのではなく、筋道の立った意見や資料は「伝わりやすく」「理解しやすい」からです。

そんな論理的思考は「ロジカルシンキング」と呼ばれ、スキルやセオリーがあります。

「ロジカルシンキング」とは、複雑な問題点を整理したり、偏りが無く思慮深い質の向上が図れ、納得感が高まるなど、文章や書類作成上の大きなメリットがあります。
 ですから、
 「あーそうか!」「それもあるよね」「へ~なるほどね!」
 となるわけです。

今回はそんな論理的思考「ロジカルシンキング」の基本ルール4つをお伝えします。

一つ目は「論点、テーマ」です。 ロジカルシンキングでは「イシュー」と言います。

メールや書類で、「何が言いたいの?」「論点が見えない!」となっていませんか?
たとえば、「生産管理システムの導入」は論点ではなく、「生産管理システムの導入は必要か?」が論点(イシュー)と考えます。
ポイントは「疑問文」です。 「・・必要か?」と述語+疑問符にすると「論点、テーマ」が明確になります。

 二つ目は「事実」(ファクト)です。 「イシュー」から「ファクト」に繋げます。
「生の事実」や「真実」、つまり全員が受入れる自明の理を挙げます。 たとえば、「製造原価が増加している」という事実です。

三つ目は「イシュー」と「ファクト」をつなぐ「筋道」です。 ここでは、「だから」 または 「なぜなら」で考えます。 「だから」は根拠+だから+結論で使用します。
たとえば、「手書き伝票をEXCELで集計している、だから 月末は残業が増加している」

「なぜなら」は結論+なぜなら+根拠で使用します。
たとえば、「月末集計で残業が増大している、なぜなら 手書き伝票をEXCELで集計している から」となります。
「筋道」は複数、多段階で発生しますが、多すぎる筋道は「理屈っぽい」となりますので注意が必要です。つまり「風が吹くと桶屋が儲かる」は、論理的には受入れにくいのと同じです。

四つ目は「主張・結論」(メッセージ)です。 「そう/そうじゃない」を明確にします。
たとえば、「生産管理システム導入による業務効率化が必要」となります。



ここまでの4つの基本ルールでこれらを整理すると



「「生産管理システムを導入すべきかについて」 現在、手書き伝票をEXCELで集計している事で月末残業が増加し、そのため製造原価が増大、利益を圧迫している。そのため 早期の生産管理システム導入による業務効率化が必要である」



または、



「生産管理システムを導入すべきかどうかについては、早期導入による業務効率化が必要である。なぜなら、手書き伝票をEXCELで集計している事で月末残業が増大し、そのため製造原価が増加、利益を圧迫しているからである」



となります。



「ロジカルシンキング」ではその他いろいろな型やフレームワークがあり、たくさんの解説本も出版されています。興味がある方は是非勉強してみて下さい。


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