ものづくり基盤技術の振興施策「ものづくり白書」の「稼ぐ力」とは?
6月末開催された2014年版「ものづくり白書」の説明会に参加してきました。
「ものづくり白書」(ものづくり基盤技術の振興施策)は毎年経済産業省が、その一年間の「ものづくり」の現状を把握・分析し、次年度の国の施策をたて、閣議承認されるものです。
いわば、ものづくり日本についての国の考えが記載されているものです。
製造業にとっては、減税や補助金など直接的に関係したり、業界のマクロな動きが把握できます。
なにより「国の資料」ながら、柔らかめな記事も多く、元気な製造業事例が多数盛り込まれ、読み物としてもためになると思います。
さて、ものづくり白書の今年のキーワードは「稼ぐ力」! では、この「稼ぐ力」とは何でしょう・・・
今年の「ものづくり白書」の3節では、「事業環境が変化する中で、 「稼ぐ力」を向上する事が謳われています。
単なるものづくりは限界があり、従来製品をどのように高付加価値化するのか? 新たな売り方、新製品でどのように高付加価値化を図るか? など事例を通し、その必要性が記載され「稼ぐ力」の向上を図るべきと記載されてます。
たぶん、これらは1千億の補正予算「ものづくり補助金」へ繋がっていると考えられます。
IT投資では、イノベーションを誘発して「稼ぐ力」を向上する事。
そして、これまで効率化目的の「守りのIT投資」から、新製品、新サービスののための「攻めの投資」への展開で「稼ぐ力」を図る事と締めています。
これもIT投資の減税施策へと繋がっていると思います。
そして、これらの事を考えると生産管理パッケージも「稼ぐ力」視点で検討をはじめる必要があるようです。 いかがでしょうか?
ものづくり白書は以下のサイトで全文を読む事ができます。
ご興味のある方はどうぞ!