品番とは?「意味あり品番」と「意味なし品番」

●意味あり品番とは?

新たなシステムのご相談やご提案時、既存の品目体系をお聞きする時があります。ご提案するパッケージやソリューションと、既存の体系が合うかどうかを判断するためです。

そのような時に例えばお客様と以下の様な会話をすることがあります。



私「お客様の品目番号はどのような体系または例がありますか?」

お客様「弊社の製品品番は、例えば、XYZ001-AB-100×50-001」です。

私「意味あり品番ですね!」

お客様「ん??意味あり品番って何ですか? 弊社では長年このような体系ですから、意味あり品番と言われても・・・」

「意味あり品番」とは、その品目番号自身に、製品の特性や仕様を明示的に示したものです。

そもそも「品番」は部品や商品を管理するために、形状や色などを識別しやすくするために付けるものです。


品目番号は、Item Numberとか、PartsNumber(P/N)などと呼ばれている会社があるかもしれません。いずれの場合でも、品目を特定するキーとなる識別子として利用されます。
上記の会話例では、「・・100×50」が、製品のサイズと思われたので、意味あり品番では?と推測したわけです。
では、この「意味あり品番」とそうでない、「意味なし品番」とはどのように違うのでしょうか?
以下、簡単に示したいと思います。

意味あり品番は、
<メリット> 見れば判る
        但し、自社製品知識などある程度習熟が必要
        ←→「意味なし」では特に習熟は不要だが、別途その内容が判る台帳やマスターが必要。

<採番>  製品分類毎や事業部毎の採番が可能
        但し、外部や関係外の人から体系や意味が不明な場合がある
        ←→「意味なし」ではそれ自体に意味がないが、
           基本、重複は許されないため、番号の集中管理が必要。

<永続性> 派生や製品増大、環境変化に伴い、体系が破たんする可能性がある。
        ←→「意味なし」は永続性はある。
           但し、基本、重複は許されないため、番号の集中管理が必要。

<システム> システム化する時には、体系そのものも解釈を行う開発が必要
        ←→「意味なし」はパッケージでは、桁数以外意識する必要はない

と云えます。

長年利用してきた品番は、社内外の浸透度や利用環境から、変更する事はなかなか難しいかもしれませんし、意味なし品番と比較し一長一短があります。
ただ、前述のように永続利用性や新システム移行時の解釈などでは少しやっかいな面もあり、特定の製品群以外では、意味なし品番の利用が多い印象です。


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