生産現場の設備投資の必要性や改善提案を伝えるポイントを解説

 生産現場における改善提案や新規設備導入計画などを、社内外の人に上手く伝える事は大変難しいですよね。

「なんで判ってくれないの・・・」
 「そうじゃなくて、言いたい事はコレ・・」
 「それはそうですが・・・・・」
・・等々、弊社での会議などでも心の声が聞こえてくる事があります。

生産現場で上記のようなシチュエーションでは、数字を示し定量的に投資効果を訴求する事が多くなり、その他の事が疎かになるという事がしばしば起こっているように感じます。

 つまり、数字的には理解できるのですが、そもそも
 「なぜ、それが必要か?」
 「なぜ、今なのか?」
 「なぜ、この機能なのか?」
 などがきちんと伝わっていないのではないでしょうか?

情報を相手に正確に伝え、納得させる形態は通常、文字、視覚、言葉、など、視聴覚を併用した説明があります。
最近ではパソコンとプロジェクターを使い、パワーポイント等を駆使して視聴覚を併用した説明が多いと思います。

いずれの形態でも重要なのは、目的以外に、「受け手の予備知識に合った内容か?」つまり受け手の分析が欠かせません。

役員向け、工場長向け、経理部長向けでは、当然その内容は変わってくる筈です。
色々な立場の方が一同に会する場合は、「~について」と内容の切り口を明確にして話をする必要があります。

 また、下記のような技法を使うと、判り易くまとめる事ができます。

①SDS法(Summary Detail Summary)
  最初の要約(S)を伝え、次の詳細(D)、最後にまとめ(S)を述べる伝え方

②PREP法(Point Reason Example Point)
 まず結論(P)、次に理由(R)を説明し、具体的な例(E)を述べ、最後にまとめ(P)を述べる伝え方

各々例を挙げると、以下のようになります。

①SDS
 現状業務に合っていないため、生産管理システムの見直し行い、非効率作業の削減と納期遵守率向上を図ります。
 新システムでは、受注から部材発注が自動化され、重複入力がなくなり、製造リードタイムの短縮が図れます。
 このように、新システムに入れ替えは効果は大きく、早期に行うべきです。

②PREP
  生産管理システムの見直しを早期に行い、非効率作業の削減と納期遵守率向上を図るべきです。
  なぜなら、現システムは20年前の業務を想定されており、現状業務ではエクセルなど手入力が多用されています。
  たとえば、受注情報から製品構成を確認し、在庫を確認し発注するまでに、2人で3日かかります。
  こうした状況から、新システムへの移行は、製造原価を低減し、顧客満足度を向上することが出来ます。

現場改善や投資案件について、定量以外の訴求点を見直し、「伝える」スキル向上も必要ではないでしょうか!


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