デジタルサイネージとは?製造現場で活躍できるのか

IoTを活用したスマートファクトリー化への動きが、活発になってきているようです。
専門誌でなくとも、IoTは一般の新聞でも毎日のように事例などが掲載されるようになりました。

製造現場の事例も従来の技術的な話題から、機械の稼働状況をリアルタイムの収集し活用する等、具体例の発表が増えてきているようです。
一方、お客様の工場現場を拝見する機会が多い中、何か大きな変化を現場で見つける事は難しく、相変わらず、忙しく動き回っている方を見かけます。

そんな中、「デジタルサイネージ」(電子看板)を利用した現場の「情報共有」で効率的な働き方を狙う仕組みが採用され始めて来ています。例えば製造現場の「看板」はその多くが「掲示版」いう形で

・生産計画
・出荷予定
・品質記録
・検査方法変更伝達
・通知予定
・安全管理通達
・QCやZDなど小集団活動成果

等、エクセルやワード等で作成、印刷し、ホワイトボードなどに「張り出す」方式だと思います。

これらに対し「デジタルサイネージ」は、WiFiなどのネットワーク環境に接続された番組表アプリケーションと受信端末で構成され、大型のディスプレイに映し出す映像配信システムです。
弊社グループで提供しています「デジタルサイネージ」は、さらにクラウドサービスなので簡単に導入でき、工場現場など遠隔地でも活用できます。

大手の自動車工場の広大な敷地範囲に200台近いサイネージが配置され、業務上の情報をパワーポイントのファイルにして、周知徹底を図る情報が発信している事例があります。それは、コミュニケーション力を高め、効率的な働き方を図るという目的です。
従来の掲示版との違いは、

・視認性の拡大
・情報の新鮮度

つまり、フルカラーで動画を含む大型ディスプレーで視認性が 高く(気づかせる力が強く)、最新の情報を必要な時に必要な方へプッシュ(見せる化)できる点です。
製造現場でのコンテンツは、製造情報、進捗情報、出荷情報、品質情報、から周知徹底情報、福利厚生情報、動画メッセージ等などが考えられます。

特に、製造現場では、非正規雇用と外国人労働者が増加し、非デスクワークの方への社内コミュニケーションの必要性が高まっています。
現場の「情報共有」は、現場の「働き方改革」に結びやすく、デジタルサイネージはIoTとは違うITの現場活用と言えます。


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