生産現場の「IoT」 選定のポイントは?
最近、休日に夜な夜な「自宅IoT」を構築中です。
我が家の「IoT」は、自宅の「物」の情報をインターネットに接続し、データを収集したり、発信して自宅内を「あたかも工場管理しているように」してみたいと思い、始めてみました。
具体的には、室内の温度・湿度・気圧を測定し、1時間毎にT witterで発信し、快適具合を見ています。また、プランターの土壌水分量を計り、クラウドサーバへアップ、水やりのタイミングを見ています。
現在は、外からスマホでエアコンのスイッチをONできるように構築中です。いずれも、ほとんどプログラムを組む事なく、センサーや小型ボードPCを利用することで、比較的簡単に実現できています。
一方、仕事においては、お客様との会話で「IoTはどこで買えるの ですか?」とか、ネットで調べても、「IoTの構築はどこに頼むのか?」判らない・・・などの話を聞くことがあります。
IoTに限らず、デジタル技術が進展する際、新たなキーワードが出てくる場面では、後になっては笑い話のような、この様な会話がいつの時代も行われているような気がします。
あらゆる「モノ」が、デバイス価格の低下やそれらを集めるネットワークコストの低減、分析収集ツールの充実で、実現可能になってくると、「早く使いたい」「技術進歩に遅れたくない」など、ソリューションを「購入したい」になるのか思います。
ところが、ネットで検索しても、デバイスやツールやインフラの説明はありますが、どうして良いか判らないとなるのでしょう?
例えば、お客様の納期問合せに対し、調達部門や製造部門が、バケツリレー的に情報伝達を行い、やっと回答できる状況が喫緊の課題であれば、それらが 「IoT」というツールを使い、もっと有機的に情報の連携・伝達で、即座に納期回答ができ、投資費用に見合う工数の削減や顧客満足度が向上すれば良い事になります。
特に、従来の方法では困難な投資回収が、デジタル技術の進展(IoT)で、実は実現できる。それを知っているかいないか? 志向したかどうか? がこれから大きく差異化につながるのではないかと思います。
「IoT」はあくまで、目的を達成するためのツールであり、「モノ」ではなく、実現したい「コト」が重要です。 投資面では、原価低減や売上を拡大するなど、の効果がないと、まったく意味が無い事はいうまでもありません。
さて、我が家の「IoT」は工場でいえば、「室内の温度・湿度・気圧」が工場のクリーンルームの「データ」を「情報」に変え、ツイートして、誰もが確認できる事のイメージ。 プランターの土壌水分は、製品の品質情報がDB化され、維持されているイメージ。そして現在試行中のエアコンは外部コントロールは、生産機械のコントロールのイメージ。・・・・でしょうか?
なお、以上の我が家「IoT」の投資額は約1万円、投資効果は今のところ??です。