業務の効率を上げたい(Cost)
- 営業予測に従い部品を先仕込みする手配が煩雑になっている。
- 納期短縮のため、設計部門からさみだれに出図される手配部材は先行して手配を行わなければならないが、組立作業に必要な部品表は部材手配後にできてくるため、オーダーごとの部材管理が煩雑。 また、設計変更が多く、修正出図が部材手配後に入ってきた場合に新規に必要になった部材や必要のなくなった部材の差分の管理が煩雑。
- 個別設計品に対して設計部門からのBOM情報の反映が煩雑。
- 受注時に見積原価を登録し、実際原価と比較して採算を管理したいが、実績集計がタイムリーに行えないため、対応が遅れがちになる。
システムに登録されている実績データが容易に取り出せず、データはあるのに紙ベースになってしまう。 - 取引先からは製品別に3ヶ月先までの生産数量の内示情報を受け取るが、実際の出荷数は直前に確定する。そのため欠品という事態に備えて仕掛・完成品の形での在庫保持が求められるが、内示を元に立案する生産計画は人間系で行っており、工数が膨大にかかっている。
- 手配後に生産計画が変更になることがあるが、どの部材が計画に間に合わないのかの確認が煩雑。
- 顧客からのクレームや問合せを受け付けた後のトレーサビリティの情報取得に時間がかかる。
- 環境規制に対応した管理やレポート出力が求められているが、集計に時間がかかる。
- 原価計算が大変。特に構成変更が多く、まとめ手配と個別手配が入り混じる製品は原価をシステムで捕捉することが難しい。
- 職務階層別(経営層・中間層・現場)に見たい情報が違う。階層別に必要な情報が求められるが、その度に情報システム部門にてデータを用意する必要がある。
システム化のポイントと狙いの効果
- 先行手配のしくみを構築し、手配の管理工数を削減する。
- さみだれ手配に対応し、手配の管理工数を削減する。
- 設計部門からのBOM情報を連携し、手配の管理工数を削減する。
- プロジェクト別の採算を自動集計し、情報集計の工数を削減する。
- 内示情報から半自動的に生産計画が立てられるしくみを構築し、生産計画業務の工数を削減する。
- 納期遅延の部材をシステムにて確認できるしくみを構築し、事務工数の削減を図る。
- 製造トレーサビリティをシステム化することで、事務工数の削減を図る。
- 生産管理システムの情報を活用し、環境負荷の集計を自動化することで、事務工数の削減を図る。
- 生産部門のオペレーションで無理なく原価を集計できるしくみを構築することで、経理部門の事務工数を削減する。
- 情報集計の業務は、エンドユーザ部門に移管し、情報システム部門の業務負担を減らし、業務効率を上げる。
生産管理システム R-PiCSでの実現方法
1.先行手配機能にて、製品レベルの営業予測情報から先行手配品目を自動計算して手配することができます。
先行手配品目は、後続のオーダにて自動引当されます。
2.納期短縮の為、設計部門よりさみだれ式に出図され先行手配を行った長納期品やユニットは、
後で全体の仕様が固まった後に出図される製品組図(本製番)によって自動引当が行われます。
また、マスタにて管理している部品表の他に製番毎に部品表を管理しているため、仕様変更が行われた際に、
マスタの部品表を変更することなく、製番毎に部品表の修正を行うことで、差分品目の追加手配・未引当化が自動的に行われます
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3.設計部門からの品目・構成情報は製番別部品表に直接さみだれにて取り込むことができます。
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4.製番別・プロジェクト別に実際原価発生実績を捕捉することができます。
BIツールと連携し情報集計することができます。
※当事例はお客様事例です。一部アドオン機能を実装しています。
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5.得意先からの内示情報から自動的に製品の日バラシの計画を立案し、製品の推定在庫を睨みながら適正な指示数を立案し、
部品表を元に手配計画の自動化を行うしくみを構築することができます。
※当事例はお客様事例です。一部アドオン機能を実装しています。
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6.生産計画が変更されると作業開始日の日程が前倒しになり、当初予定されていた部材の納期だと
作業開始日に間に合わないものが発生することがあります。このような部材を納期割れチェックにて確認することができます。
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7.ロットトレーサビリティ機能により、原材料、中間品、製品のトレースを管理することができます。
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8.環境負荷物質の含有量テーブルと部品の消費実績から製品ごとの環境負荷物質の含有量の計算を行うことができます。
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9.まとめ手配品は在庫単価計算を行い、消費された製番にて個別原価を集計することができます。
計画変更された構成に応じた手配がされるため、現場部門にて受入登録や作業実績登録を行うことで、
財務部門にて伝票の振替を行うことなく製番別の原価を集計することができます。
10.R-PiCSのデータベースのテーブル情報は公開しており、エンドユーザにて活用することができます。
エンドユーザにて情報活用しやすいように集計用のViewを多数用意しております。
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