ポイント9:トップ・現場を巻き込んだプロジェクト体制と推進ができていない

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中小企業への導入での失敗原因の多くは、「経営トップの無関心」が上げられます。
最初は、トップダウンで決定し、システム導入を開始したが、社長および担当役員が参加したのは、 キックオフのみ、後は全て担当者任せ・・・

これでは、会社として取組姿勢、PJ推進の意欲が伝わりません。
このケースの多くは、担当者は一人で導入作業を進める事となり、業務との兼ね合いもあり、マスター構築、業務フローの作成などに時間がとれず、いつまでたっても稼動できません。
間が空くと同じ事を2度3度とやる事になり、遂には導入断念となりかねません。

もう一つのケースは、「現場を無視して事務局だけでの導入」が挙げられます。
これも、海外ならまだしも日本では必ず失敗します。
現場担当者を巻き込まず、事務局だけで進めると、現場に対する参画意識が浸透せず、現場担当者はシステム導入に対して、消極的、場合によっては批判的な立場をとり、現場操作指導までに多大な時間が掛かります。
また、本稼動後も、モチベーションが上がらず操作ミスが発生し管理レベルが上がりません。


生産管理システムの失敗するポイント まとめ

生産管理パッケージが実用的レベルに達してきたのは、それほど遠い過去ではありません。まだまだ多くの生産管理システムは個別に開発されたシステムが使われています。
しかし、昨今のスピード経営の時流の中では、巧遅よりも拙速が求められ、パッケージを中心とした導入が急増しております。
このパッケージを中心にした導入には、成功もあれば失敗もあり、その差が激しいのも生産管理システムの特徴でもあります。


失敗には、必ず理由があります。
今回の失敗する9つのポイントは、当社が手掛けた数多くの導入経験から実感したもの、逆にこのポイントを回避すれば必ず成功できる事になります。
本コラムでは、言い尽くせない事が多々あります。
まずは、とことん聞かせていただいた上で、当社の経験をご活用ください。
これから生産管理の導入を検討されている方々のお役に立てれば幸いであります。

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