受注から出荷までの仕事の流れが一新され、各部署が本来の業務に集中できる業務環境が整備された。

株式会社ベルニクス

従業員数:5~100名/業種:電子部品・デバイス,電気機械器具/導入製品:R-PiCS V3

 

株式会社ベルニクス

会社プロフィール

会社名 株式会社ベルニクス
所在地 埼玉県さいたま市
設立 1978年6月8日
事業内容 国内及び海外向け各種産業用電源装置の設計、製造、販売
URL http://www.bellnix.co.jp/index.htm
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製品:小型電源装置

株式会社ベルニクス様は、産業界では"世界的電源メーカー"として名高いブランドです。 世界のエアライン各社の航空機ディスプレイ装置では大半のシェアを占め、ATS(列車自動制御)の電源では新幹線や通勤電車のブレーキシステム用電源の大多数が同社の製品が採用されています。
グローバル市場で多品種の製品群を展開していくにつれ、基幹システムの刷新という課題に直面し、2004年1月、東芝関東情報システム株式会社様(略称:TKS様)のご支援のもと、R-PiCSの導入に踏み切りました。

導入目的

■基幹システムのソフト・ハードの両面において老朽化し、日常業務をカバーしきれなくなった。
■特注品(受注生産)/標準品(見込生産)の両面において製品のラインアップが拡大し、自社の強みを強固にしていく上で、製・販一体のトータルシステムの導入が急務であった。

選定のポイント

■13社のシステムベンダーからの提案を受けて検討を行った。
■短期間に導入効果が期待でき、機能性・拡張性からも自社のニーズに柔軟に対応できる『R-PiCS』を採用。
■更に導入後の運用面においても、全幅の信頼がおけるTKS様のサポート体制を高く評価。

新システム構築で苦労したこと

■システム導入決定を契機に、全社の主要セクションから選抜された社内プロジェクトを発足。
■プロジェクトの最大の難関は長年、慣れ親しんだ旧システムから新システムへの社内意識の切替えと、膨大なマスター登録作業を期間内にクリアすることができたこと。
■初めは新システムへの意識がなかなか定着しなかったが,「部署間の連携と自己解決で早期の運用に対応するように!」とのトップからの指示を契機に、円滑な運用に向けて一気に導入作業の拍車が掛かった。

新システムに今後期待すること

■ 以前は受注入力後、さらに台帳に記入する手間と時間が掛かっていたが、今では特注品/標準品の双方で"いまの状況"が画面上でリアルタイムに確認できるようになった。
■台帳管理の必要性がなくなり、ペーパーレスの意識が社内に定着するようになった。
■受注から出荷までの仕事の流れが一新され、各部署が本来の業務に集中できる業務環境が整備された。
■R-PiCSを基盤として、将来的には製品管理におけるICタグの活用にも具体的な道筋をつけて、より効率的で先進の情報管理システムにしていきたい。

「営業の達人」との連携

■その後、製品の受発注や在庫情報を1画面で管理できる営業管理システム『営業の達人』を自社開発しました。R-PiCSから受発注、入出荷、売上データを取込み、各営業担当が一元的に受発注、在庫情報を管理しています。その他にも案件管理や予算管理に至るまで、社内の強力な営業ツールとして日々活用されております。
■『営業の達人』は、営業現場が在庫確認、案件状況管理、予算進捗管理、製造計画立案など、人のノウハウや勘に頼っている部分を、現在の状況を引き出し、『見える化』することで、誰でも的確に状況を把握し、必要な決断をその場で下せるシステムです。
■尚、こちらの『営業の達人』は2009年度のさいたま市ニュービジネス大賞の"優秀賞"を受賞され、表彰を受けました。

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